フリーランスとして独立した場合、会社員と異なり「厚生年金」ではなく「国民年金」に加入します。
しかし、年金について何も知らないと、

「そもそも年金って何?」
「どうやって加入するの?」
「支払わないとどうなるの?」
こんな疑問が次々に出てきますよね。
この記事では、フリーランスの国民年金についてゼロからわかりやすく解説します。
そして、標準的な話で進めます。例外は話しません。
なぜなら、細かいところまで説明すると、ややこしくなってしまうから。
例えば、年金は65歳からもらえますが、実は繰り上げて支給を早めたり、逆に遅くしたりできます。
そこまで説明すると、分かりづらいですよね。
だから、標準的なプランで話しますね。きっとどこよりも分かりやすいはず。
そもそも年金とは?国民年金の基礎知識
年金とは、高齢になったり、障害を負ったりしたときに国が支給する生活を支えてくれるお金です。
日本に住んでいる人みんなが入ります。全員です。
メインの目的は高齢になった時のため。65歳になるともらえます。
日本の年金制度には、「国民年金」と「厚生年金」の2種類があります。
- 国民年金:フリーランス、自営業、学生、主婦など無職の人も加入
- 厚生年金:会社員、公務員が加入
会社員は厚生年金に加入しており、給料から自動的に天引きされ支払いしますが、フリーランスは自分で国民年金に加入し、保険料を毎月支払う必要があります。
フリーランスが国民年金に加入しないとどうなる?
国民年金は20歳以上60歳未満の全員が加入する義務があります。
もし、加入せずに保険料を支払わないままでいると…
- 老後に十分に年金を受け取れない(将来、減額や無収入になる可能性)
- 障害を負ったときに「障害基礎年金」が受け取れない(大きなリスク)
- 遺族が「遺族年金」を受け取れない(家族の生活に影響)
このように、国民年金に加入しないと、将来的に大きな不利益となり困ることになる可能性があります。
また、国民年金に加入の義務はありますが、支払いしなきゃいけないかはまた別の話です。これは、後で解説します。
加入の手続きは確実にしておきましょう。
国民年金の加入手続き方法
加入手続きはどこで手続きする?
フリーランスとして開業した場合、以下の場所で国民年金の加入手続きを行います。
- 住民票のある市区町村役所の年金窓口
- 年金事務所
加入時に必要な書類は
手続きには以下のものを持参しましょう。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード など)
- 年金手帳(持っていない場合は新しく発行)
- 退職した場合は「退職証明書」や「離職票」(前職がある場合)
具体的な流れとしては、
- 市役所や年金事務所へ行く
- 必要書類を提出し、国民年金の加入手続きを行う
- 「納付書」または「口座振替の案内」を受け取る
国民年金の支払額と支払い方法
国民年金の月額
2025年度の国民年金保険料は、月額17,510円(毎年改定される可能性あり)です。
もっと長いスパンで計算すると、
- 1年間で210,120円
- 40年間(20歳から60歳まで)で約840万円
国民年金の支払い方法
支払い方法は複数あります。
- 口座振替:銀行口座から自動で引き落とし
- クレジットカード払い:ポイントが貯まるメリットあり
- 現金払い:コンビニや金融機関で支払い可能
- 電子マネー:PayPayや楽天payなど
- Pay-easy:オンライン決済も可能
おとくな前納制度:1年前・2年前にまとめて支払うと割引が適用される制度もあります。
国民年金の免除・猶予制度(お金が厳しい人向け)
収入が少ない場合、国民年金の保険料を免除または猶予できる制度があります。
国民年金の免除制度
収入が一定以下の場合、段階的に以下の支払いの免除が受けられます。
- 全額免除:保険料が0円になる
- 4分の3免除:月額4,250円
- 半額免除:月額8,490円
- 4分の1免除:月額12,740円
申請方法
- 市区町村役所で申請
- 必要書類:所得証明書、本人確認書類 など
→ 免除をすると、もらう時の金額も減ってしまいますが、完全無視して払わないより免除した方がダンゼンお得です。
学生納付特例制度
学生の場合、在学中は支払いを猶予できる「学生納付特例制度」があります。
対象
- 大学・専門学校・高校などに在籍する学生
手続き場所
- 住民票のある市区町村役所
- お近くの年金事務所
フリーランスの老後の年金対策
国民年金だけでは老後の生活資金としては不十分な場合が多いため(満額で年間816,000円)、以下の制度を活用することがおすすめされています。
(1) 付加年金
付加年金は国民年金の保険料に少し上乗せして多く払って、少し多くもらえる制度です。
払う金額は月額400円。もらう時の金額は・・・
もらうときに増える年額 = 200円 × 払った月数
つまり、2年で元が取れる驚きの計算方法。
いつでも入ることができ、いつでもやめられます。やめても払った月数分は増えますよ。
(2) 国民年金基金
国民年金加入者が入れる公的年金制度。
掛け金を支払うことで将来の年金額を上乗せできます。
支払った金額は全額、確定申告時に控除できるので、税金面でおトクですね。
(3) iDeCo(個人型確定拠出年金)
掛け金を運用しながら将来の年金資金を増やす制度。税制優遇もあり
制度改正があるので要注意でもあります。
まとめ:フリーランスの年金は国民年金|加入手続きと支払いは確実に
フリーランスとして活動する場合、日本に住んでいる限りは、国民年金への加入は義務です。
支払額は決して安くありませんが、免除・猶予制度を活用すれば負担を軽減できます。
将来の備えとして、国民年金基金やiDeCoも活用し、老後の生活を安心できるものにしましょう!
若いうちは興味がなく、もらえる時が近づいてくると気になる、それが年金です。